コロナウィルスの世界的蔓延はよくも悪くも、世の中を大きく変えました。
これは、一時的な変化ではなく、今後恒常的に続く変化でもあると考えられます。
つまり、仮に現在のコロナウィルスの蔓延状態がある程度おさまってきたとしても、コロナ前と同じような仕事の仕方では、かつてと同じような成果を得ることは難しいと思われます。
しかし、逆に変化に対応できた場合は、かつて以上の成果を得られるチャンスでもあると考えられます。
そこでリフォーム業界ではどのような変化が起き、それに対してどのように対応したらいいのでしょうか。
◇ 非接触・非対面の営業スタイル ◆
コロナ前、営業マンが訪問して・・・というスタイルで営業し、打ち合わせをするスタイルが主流だったでしょう。しかしながら、コロナウィルスの蔓延により、緊急事態、蔓延防止措置等により外出や人との接触が制限される中で、人の意識や生活スタイルも変わり、定着しつつあります。
<対応>
実際に会って、打ち合わせをするのではなく、ある程度できることは非対面で打ち合わせをする事で見込み顧客との接触の機会を増やすことができ、また効率的に時間やコストを振り分けることもできます。
そのためには、見込み顧客が日常使っている手段の媒体を用意しておく必要があります。
LINEやZOOM等で打ち合わせ予約ができるシステムを導入し、こちらの都合のいい日時に合わせて予約を入れてもらえるように誘導する事で、効率的な時間配分が可能になります。
◇ ネットを活用した集客アプローチ方法 ◇
コロナ前は最初のアプローチとして、訪問販売やテレワーク営業を行う会社も多かったのではないでしょうか。コロナに関わらず、昨今ネットの一括見積サイト経由で見積を依頼するユーザーがますます増えています。
<対応>
ネットで問い合わせ等アプローチされる方は、必ずネットで情報の収集を行います。
ネットを通してのアプローチの場合、直接説得する事はできません。
会わずして、見積依頼の候補になるための現地調査に呼んでもらえなくてはなりません。
そこに選ばれるには、必ずユーザーが見て判断材料とするホームページにユーザーが必要とする情報を盛り込む事。そして選んでもらえる要素を効果的にアピールする事が重要です。
ユーザーがネットで収集する情報
1.信頼できる会社かどうか
これは最も重要な要素です。
リフォームトラブルのニュースが非常に多い昨今、会わずに信頼されなくてはなりません。
2.センス、クオリティ
とりあえずのホームページでは実際にリフォームを依頼したと想定してそのクオリティが疑わ
れてしまいます。
3.アフターフォロー
リフォーム完了後に不具合が発生した場合、どう対処してくれるのか
4.価格、費用対クオリティ
これも非常に重要な要素です。
ユーザーには様々な価値基準の方々がいらっしゃいます。
単に安価な見積りだけでは選んでもらえない事も
相場より高い見積を提示する場合、何故高いのか、そこにこだわりがアピールできていれば、
大きな説得材料となります。
◇ 行政が用意してくれているコロナ対策の資金を活用 ◇
IT導入補助金等国家として、コロナ対策に補助金を提供してくれています。
以前は、ホームページを制作すれば補助金を活用できた時期もありましたが、今は通りません。
コロナ対策や働き方改革につながる要素を含める事が重要です。
しかしながら、採択率は50%~60%あり、1/2~2/3ほども国家が負担してくれますので、ぜひ
活用を検討してみましょう。